49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

コロナがセミリタイア生活にもたらしたプラスの側面とは

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ぼくのセミリタイア生活が始まったのは、新型コロナの感染拡大が始まる直前でした。

コロナによって、想定していた計画は大きく狂いました。

 

海外でのんびり「外こもり」することはできなくなったし、国内でもあちこち移動するのは自粛せざるを得なくなりました。

入会したジムは営業休止となり、始めたばかりのピアノレッスンもお休みに。

山歩きも当分の間は自粛することにしました。

いやはや。

ぼくの新生活は出だしからつまづいた形となったのです。

 

だけど、すべてが悪いことばかりだったわけではありません。

新型コロナによって人々の生活は確実に変化し、それはぼくのようなセミリタイア人にとってプラスになった面もあるのです。

外出自粛の間も、近所の散歩だけは続けていました。

健康を維持する意味もあったし、客足がとだえて苦しむ飲食店から食事をテイクアウトして支援する目的もありました。

街を毎日ブラブラしていると、人々の生活様式の変わりように気づかされます。

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コロナ前から最も大きく変わったのは、子連れのお父さんの姿が増えたことです。

外出自粛によって自宅勤務となり、子育てに参加せざるを得なくなったのでしょう。

保育園が休みになって、やむを得ず子どもの面倒をみることになった人もいたかもしれません。

ベビーカーを押したり、自転車に子どもを乗せたりしている父親の姿をあちこちで見かけるようになりました。

いつもは母親ばかりだった公園にも、パパが登場するようになります。

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子どもを連れていなくても、若い男性が平日の街をウロウロしていることが当たり前になりました。

きっと奥さんから言いつかったのでしょう、スーパーでもキョロキョロしながら売り場をさまよう男性の姿が増えました。

ぼくの妻は「商品が置いてある場所がわかってないから、あちこち動き回るのよね」と、ちょっと邪魔くさそうにしてましたが。

 

ともかく、ふだんは高齢者か専業主婦が多かった平日昼間の街に、若い男性や中年のおじさんたちがあふれました。

これ、セミリタイアしているぼくのようなオジサンにとっては朗報です。

仲間が増えました!

平日の昼間に公園のベンチに座っているのは高齢者と決まっていましたが、若い男性が本を読んだり音楽を聴いたりしているところを見かけるようになったのです。

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セミリタイアあるある」の定番として、「街を歩いていたら職務質問される」というのがあるようです。

平日の日中に何もせずにぶらついている中年男は怪しいからでしょう。

セミリタイア界隈のブログでも「職務質問されました!」と嬉しそうに報告する記事を見かけることがあります。

なんとなく「セミリタイアしたら、職質されて一人前」のような雰囲気さえ漂います。

前科があって一人前のヤクザの世界みたい。

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それが、コロナによって変わりました。

外出自粛が解除されたあとも自宅勤務が増えたからか、若い男性が平日の街を歩いていることが珍しくなくなりました。

テレワークが普及し、日中にカフェでパソコンに向かっている人も増えました。

ぼくがよく行くスーパー銭湯にはWi-Fiと電源、机が整備されているスペースがあるのですが、平日の朝からそこで仕事をしている人も見かけます。

もはや、日本中がセミリタイア生活に入ったかのようです。

仲間が増えるっていいものですね。

これで職質におびえる必要はなくなりました。

堂々と平日に公園のベンチでお昼寝できるぜ。