49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

予言が的中! 藤井聡太2冠が誕生

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将棋の藤井聡太棋聖に続いて王位も獲得しました。

「2冠獲得の確率は90%」とみた予想が、見事に的中しましたね。

あっぱれ!俺。

18歳1カ月で史上最年少の「2冠」と「八段」です。

40年近い将棋界ウオッチャーからしても、スゴイの一言。

次々と記録を塗り替えまくる怪物です。

あの羽生善治が登場したとき以来の旋風が吹き荒れてますね。

藤井がスポーツ選手なら「令和の怪物」みたいなあだ名がついたのでしょうが、草食系の風貌だし、将棋は知的ゲームなので、ふさわしくないのでしょう。

大名人だった中原誠は「棋界の太陽」と呼ばれましたが、藤井聡太にもいいニックネームが欲しいところですね。

 

それにしても強かった。

渡辺明三冠を相手にした棋聖戦は、初のタイトル戦登場ながらいきなり2連勝。

渡辺が1勝を返して流れを引き戻したかと思ったら、あっさり次も藤井が勝って3勝1敗で奪取しました。

プレッシャーもへったくれもなく、17歳11カ月の史上最年少タイトルホルダーとなりました。

続く王位戦も4連勝。

ぼくは木村王位も大好きなのですが、ここまでくると、実力差としか言いようがありません。

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終局後のインタビューの受け答えもニクイ。

4連勝の感想を聞かれて「望外の結果です。実力以上のものが出たと思います」と答えられる18歳は、そうそういません。

渋谷あたりで「ウエ~イ!マジやべえ」と騒いでいるのがふつうの18歳でしょう。

違いますか、偏見ですか、すみません。

ともかく、初めてタイトル戦に臨むだけでも大変なのに、いきなりダブルタイトル戦を戦って7勝1敗なんて、マンガの世界です。

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たった2カ月弱で将棋界の勢力図はガラリと変わりました。

無冠だった藤井が2冠を獲得。

渡辺3冠は棋聖を失ったものの、名人を豊島から奪って3冠復帰。

豊島は竜王の1冠に後退しました。

残りのタイトルは永瀬拓矢叡王と王座を保持しています。

いまの藤井聡太に1勝することができる棋士はいても、五番勝負や七番勝負で勝ち越せる棋士がいるようには見えません。

挑戦までたどり着けば、今後もタイトルを積み重ねていくはずです。

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将棋界のもう一つのトピックは、藤井フィーバーで忘れられたように映る羽生善治です。

現在、通算獲得タイトル数99期。

大台まであと1に迫っているのです。

そして、いま竜王戦の挑戦者決定戦3番勝負に臨んでいます。

1局目を落として後がない状況ですが、なんとか連勝して久々のタイトル戦に登場してほしいですね。

羽生は来月50歳になります。

藤井の登場や若手の台頭で、タイトル戦に臨む機会は年々減っています。

もしかしたら最後のチャンスかもしれません。

ぼくと同じアラフィフ世代。

心から応援しますよ~