49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

セミリタイア生活3つの誤算(その2)

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ぼくは2月から実質的にセミリタイア生活を始めています。

本来であれば、ウキウキワクワクのはずだった新生活。

それが、新型コロナのため想定とはまったく違う形で始まりました。

いきなり引きこもりの日々が続くことになったのです。

大きな誤算です。

ただ、海外旅行やジムでの運動はできなくなってしまったとはいえ、膨大な自由時間が手に入ったことには変わりありません。

仕事に束縛される日々からは解放されたのです。

さあ、やりたいことが思い存分やれる!

 

(理想)今まで読めなかった本をどんどん読むぞ!

(現実)まだ1冊も読んでいない

 

これが、2つ目の誤算です。

ぼくは読書が趣味です。

仕事をしていた時は、ちょっとした時間があると文庫本を開いて読んでいました。

ヒマができると本屋さんに立ち寄っていて、年間100冊近くは読んでいたんです。
セミリタイアしたら時間はたっぷりある。
これからいっぱい読むぞ!

そう思っていました。

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読書って、リタイア勢の定番の趣味じゃないですか。

退職した人たちって、図書館に集うのがお決まりですよね。

無料でいくらでも本を借りることができるし、時間をつぶすことができるし、いいことづくめです。

コロナの影響が広がり始めて本屋さんも営業を休止しそうになったときは、急いで5冊ほど買いにいきました。

これで引きこもり生活も万全だ!

なのに。
積んである本に、まだほとんど手をつけていません。


よく考えると、会社勤めの時に本を読んでいたのは移動の最中だったり、寝る前の時間だったりでした。
つまり、本ってスキマ時間に適したメディアなんですよ。
手軽に持ち運べて、1ページでも2ページでも都合にあわせて読むことができる。
それが、無限に時間があるとなると、わざわざ本を広げようという気持ちがわいてこなくなっちゃいました。
不思議です。
ぼくにとって読書って、ストレス発散の手段だったのかも。
ストレスフリーになったら、活字への欲求が減退してしまったようです。

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それに、本は時代を映すものです。

本屋に行くと、いま世の中は何に興味があるのか、どんなジャンルが流行っているのかが分かります。

そこに足を運ぶだけで、仕事につながる何かしらの情報が手に入るんです。

だけど、仕事をしなくなって浮世から遠ざかってしまうと、世の中の動きへの関心が自然と薄れてしまったのかもしれません。

 

というわけで、予想に反してここ数カ月は本に手を付けない日々を送っています。

とは言っても、読書は40年以上も続いている趣味。

いずれまた読み始めるとは思うんですけどね。