コロナ禍をチャンスに変える人って、どんな人?
雇用保険の受給認定のためハローワークに足を運んだら、多くの人でごった返していました。
解雇や雇い止めが増えているのを実感しますね。
観光業界や飲食店をはじめ、多くの人たちがコロナ禍の影響で苦しんでいます。
早くもとの経済状況に戻ってくれるといいのですが、「第2波」も予想されていて、景気の回復は遅れそうな感じです。
こうした状況下でも、利益を上げている企業や人はいます。
分かりやすいのは医療関係ですね。
マスクや消毒液は飛ぶように売れて、すぐに品不足に陥りました。
治療薬の開発が期待される企業の株価も上がりましたね。
コロナウイルスが広がる → 医療関連商品が売れる
という構図です。
これは誰もが思いつくパターンなので、医療関係で利益を上げようとするとスピード感が勝負になりそうです。
実際、しばらくするとマスクは街にあふれて価格はどんどん下がっていきました。
いまは在庫を抱えて困っている商店も多いのではないでしょうか。
では、こちらはどうでしょうか。
コロナウイルスが広がる → ホットケーキミックスが売れる
外出自粛が要請され、家にいる時間が多くなったため、自宅でホットケーキを作る人が増えた。
それでホットケーキミックスが品薄になったんですね。
店頭から商品が消えて、ネットで転売する人も出てきました。
新型コロナが広がり始めたとき、マスクの欠乏を予想した人はたくさんいたでしょうが、ホットケーキミックスが品薄になることを思い浮かべた人はどれだけいたでしょう。
「風が吹けば桶屋がもうかる」式の連想ゲームです。
もしも「自宅で過ごす人が増えるので、ホットケーキミックスが売れるだろう」と考えて商品を大量に買い込んでいた店があったら、大きな利益を上げていたでしょうね。
こういう記事も出ていました。
新型コロナウイルスの影響からか、外遊びの一つ「釣り」をする人が増えたことで、釣り具の需要が高まっている。兵庫県丹波篠山市内のメーカーや販売店でも堅調な伸びを示している。
今度は
コロナウイルスが広がる → 釣り具が売れる
になりました。
コロナ禍のピンチをチャンスに変えた人って、誰もが思いつかないこのような発想を、実際に行動に移した人だろうなと思います。
多くの店や企業で客足が落ちて売り上げが減るなかでも、どこかにチャンスの芽はあるんですよね。
で、ぼくは何かしら利益を上げられたかって?
そんな才覚があったら、23年間も会社勤めなんかしてませんって。