49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

セミリタイアしたら読書しなくなった5つの理由

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ぼくは子どものころからずっと読書が趣味で、毎年100冊前後は読んできました。
だから「セミリタイアしたら読書三昧だ! これこそ文字通り晴耕雨読の日々だな」などと夢想しておりました。
ところが。
セミリタイア生活が始まって半年以上が経つのに、この間に読んだ本は数冊だけ。
ほとんど本を読まなくなってしまったのです。
世間では「セミリタイア=図書館通い」のステレオタイプなイメージが浸透しているくらい、セミリタイアと読書には親和性があるはず。
お金がかからず、暇を潰すことができ、頭を使うことができる。
いいこと尽くしのはずなのに、なぜ?
理由を考えてみました。

①細切れの時間がなくなった
会社勤めをしていた時は、なかなかまとまった時間がありませんでした。
寝る前のちょっとした時間や、仕事の合間の休憩時間。
そんな時に読書は最適だったのです。
文庫本ならポケットからすぐに取り出して読める。
数ページだけ読み進んで、時間が来たら切り上げることができる。
こうした細切れの時間にぴったりの趣味だったのですが、セミリタイアしたらまとまった時間がデーンと横たわるようになりました。
文庫本をヒョイと取り出して読むようなシチュエーションがなくなってしまったのです。

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②移動の機会がなくなった
読書って、移動と相性がいいんですよね。
飛行機に乗っている時間や新幹線で移動する時間など、2時間前後動かないときは読書に没頭できます。
だから、空港や大きな駅に本屋さんがあるのも理解できますね。
通勤時間も読書に向いています。
電車に揺られながら本を読みふけるのは楽しみの一つでした。
セミリタイアしたら、こうした機会がなくなったのです。

③ほかに面白そうなことに手を出すようになった
セミリタイアしてから、趣味が増えました。
一つは山歩き。
まだ初心者なので近郊の低い山を巡っているだけですが、知らない場所に行ってみるのは楽しいことです。
もう一つはピアノ。
ゼロから始めたので下手くそ極まりないのですが、それでも少しずつ成長している実感はあります。
伸びしろは無限大ですからね。
ちょっとでも曲が弾けるようになっていくのはうれしいものです。
こうした趣味に時間をつぎ込むようになって、本を読まなくなってしまいました。
いまはゲームに手を出していませんが、始めちゃうとますます読書から離れてしまいそうですね。

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YouTubeや麻雀動画を見るようになった
おそらく、最も大きな理由はこれです。
自由な時間ができて、YouTubeをひたすら眺めるようになってしまいました。
これ、危険ですよね。
次から次にオススメの動画が出てきて、ついつい見てしまうのです。
時間はいっぱいあるので見ていたら、気づくと数時間がたっています。
麻雀対局の動画も、いちど見始めると時間を奪われてしまうコンテンツです。
対局は平気で3時間とか4時間とかかかるので、あっという間に1日が終わっちゃうのです。
仕事をしていたころは、そもそも動画を見る習慣があまりありませんでした。
セミリタイアしたからこそ、こうしたことに時間を使うようになったんですね。

⑤集中力がなくなった
読書って、けっこう頭を使います。
難しい内容の本だと、理解しながら読み進めるのにエネルギーを消費します。
だから、日ごろから習慣づけていないとすぐに疲れてしまって集中力が持たなくなるんですよ。
運動における筋力と同じですね。
毎日トレーニングしている時は平気な動きでも、しばらく離れてしまうと息切れしてしまう。
読書もいったん離れてしまうと、もう一度読めるようになるのにはそれなりの意志が必要です。

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とまあ、こんな感じで本を読まなくなってしまいました。
とはいえ、何十年もの間ずっと好きだった読書なので、全く読まなくなることはあり得ません。
最近は、読もうかなという気持ちが少しずつ戻ってきました。
いずれ、ブログで読書レビューの記事を書くかもしれません。