49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

半年のセミリタイア生活で気づいた5つのこと

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セミリタイア生活が始まって半年がたちました。
新型コロナが拡大する中での早期退職という、イレギュラーな形でのスタートとなりましたが、日々生活を送るなかで気づいた5つのことをつづってみたいと思います。

①時間はあっという間に過ぎる
退職前は、「会社を辞めたら時間はたっぷりあるなあ。ヒマになるだろうな」と思っていました。
ところがどっこい。
1日はあっという間に過ぎていきます。
YouTubeを眺めていたらすぐに何時間もたってしまうし、散歩であちこち気の向くままブラブラすると2〜3時間はまたたく間に過ぎます。
そんな自由な時間の使い方をしても、それを邪魔するものは何もありません。
気づいたら夕方になっていて、すぐに晩ごはん、そしてお風呂。
ピアノの練習をしたりブログを書いたりするだけで時間はなくなります。
会社に行っていた時は、全く逆でした。
いつも時計を眺めてた。
なのに、いつまでたっても針が進まなかったんですよ。
じっと机にいることが苦痛でならなかったし、時間は本当にノロノロとしか過ぎなかった。
休日が来るのを指折り数えて待つ毎日でした。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、苦痛な時間はなかなか進まない。
これ、本当です。

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②会社勤めに戻りたいという気持ちはゼロ
待ちに待ったセミリタイア生活だけど、半年もたてばちょっとは会社を懐かしがるかもしれないなあと考えていました。
もちろん、会社勤めに戻る気はさらさらないけど、1%くらいは会社での仕事に未練を感じるかなあって。
結果は、1%ではなく、ゼロでした。
もはや会社勤めに何の魅力も感じない体になってしまいました。
半年という月日は残酷ですね。
もうサラリーマン生活は無理です。
ただ、仕事をしてもいいかなという気持ちは、わずかながらあります。
月に1、2日くらい、フリーでしがらみのない仕事なら。
それなら無理せずにできるし、嫌ならやめればいい。
そんな都合のいい仕事なんてないよね。

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③会社員時代の交流は途絶えていく
会社を辞めるときは多くの同僚に声をかけてもらいました。
23年間、一緒に働いた仲間たちです。
お世話になったし、尊敬できる人も多かった。
ありがたいことに、送別の飲み会も何回も開いてもらいました。
自分のために時間を割いてくれて、正直うれしかった。
ただ、退職したあと、この半年の間にやりとりをした人はほとんどいません。
仕事上のつながりがないと、お互い声かけする理由もないですからね。
予想していたこととは言え、会社の同僚たちとの交流は実際に途絶えていきます。
これって、学生時代の友人たちとの付き合いと同じですね。
顔を合わせないと、だんだんと疎遠になっていく。
仕方ないと割り切るしかありませんね。

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④体力はつかない
退職したら、まずは体力をつけよう。
そう考えていました。
23年間のストレスフルな会社員生活でボロボロになった体を回復させよう、と。
この半年、ほとんど毎日、散歩をしてきました。
週に1回の山歩きも始めました。
なのに。
衰えた中年の身体は、半年くらいじゃ戻らないんですよ。
いくら山を歩いても、毎回、高尾山の登りで息が切れてしまう。
駅の階段もスタスタと上っていけない。
年をとるって、こういうことなんだと悲しみに打ちひしがれております。
体力づくりは、年単位の大事業で取り組まないといけませんね。
そう気づかされました。

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⑤ストレスフリーの生活は、本当に実現できる
仕事を辞めたらストレスから解放されるなとは思っていました。
だけど、人生ってたいてい簡単にはいかないじゃないですか。
何やかんや面倒くさいことは残るだろうなと覚悟はしていたんです。
それが。
実際にセミリタイア生活に入ると、ストレスはゼロになりました!
わずらわしい人間関係が無くなったのが一番の要因です。

あと、仕事の問い合わせや締め切り、責任もない。

義務や責任から解放されると、心が落ち着き、肩の力が抜けて穏やかになります。

ピアノのレッスンがプレッシャーなのはご愛敬。
ほんとうにストレスフリーの生活って、できるものなんですね。

夢物語かと思っていましたよ。

どこか遠くのユートピアの世界にあるかと。

いやあ、日本にありましたね。

もう、元に戻れる気はしません。