49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

「やることない」人はメジャーな趣味を始めた方がいい3つの理由

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以前、友人の奥さんから冗談めかして友人についてこう頼まれたことがあります。
「この人、趣味がないから何か教えてあげてよ」
聞くと、休みの日は近所を散歩するくらいらしい。
友人は仕事で要職に就いていて趣味どころではないのを知っています。
でも、奥さんからしてみると、退職後に家の中でゴロゴロされるのが心配なんでしょう。
いつも妻にくっついて離れない「ぬれ落ち葉」になられてしまってはたまらない。
今のうちに何か趣味を見つけて欲しいと思っているのですね。
アラフィフ世代の現実的な悩みの一つです。

ぼくはけっこう多趣味です。
セミリタイアしてからはピアノと山歩きを始めました。
このほか、麻雀、将棋、読書、旅行、散歩、水泳もやっています。
そうそう、ドラクエウォークも楽しんでますね。
かつてハマった趣味としては、ゲーム、競馬、競輪、スキューバダイビングがあります。
一度ハマった経験があれば、再開するのもハードルが低いので、気軽に戻れます。
競馬や競輪はギャンブルのイメージが強いのですが、節度を保てば長く続けられるいい趣味だと思います。
競馬で言えば、昔の名勝負や血統の話、騎手の腕など話題は尽きません。
ファン同士はそれだけで一晩中飲めるでしょう。
高円寺にも競馬居酒屋がありますしね。
ゲームも面白そうなものがあれば、今でも徹夜でやってみたいと思っています。

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ぼくの趣味を見て気づいた方がいるかもしれませんが、みんなありふれたものです。
「何か始めたいけど、何をやっていいかわからないなあ」と考えている人には、とりあえずメジャーな趣味から始めることをオススメします。
その理由はいくつかあります。


①面白い可能性が高い
ありふれた趣味がなぜ人気なのかと言えば、それを面白いと思う人が多いからです。
たくさんの人から支持されているから何十年、何百年と続いているし、広がっているのですね。
そして、奥が深いから飽きない。
自分が何を面白いと思うかは、やってみないとわかりません。
世の中には「カメムシの観察」が大好きで一生の趣味にしている人がいるかもしれませんが、それを楽しいと思う人は少数でしょう。
ある趣味を面白いと感じる可能性は、メジャーなものほど高まります。

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②安価に始められる
メジャーな趣味が広がっている理由の一つは、手軽に安く始められるからです。
読書は図書館に行けば無料で本を借りられるし、将棋も相手さえいればタダですからね。
無料のアプリやネット将棋もたくさんあります。
楽器で言えば、ピアノやギターは中古品がたくさん出回っています。
電子ピアノも今はだいぶ安くなってますね。
レッスンも教室がいくらでもあるし、YouTubeには無料の優れたレッスン動画があふれています。
これが、「コントラバスをやりたい」となると話が違います。
まず楽器を手に入れるのが大変だし、先生に教えてもらうのに遠いところまで通わないといけないかもしれません。
スカイダイビングを趣味にするのもお金や時間がかかりそうです。
メジャーな趣味は、手軽です。

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③話題や交流が広がる
メジャーな趣味は、誰かしらやっている人が周りにいます。
もし実際にやっている人がいなくても、みんな知っているので話をすることができます。
ぼくが49歳でピアノを始めたと言えば、とりあえず興味を持ってくれます。
「右手と左手を合わせるだけでも大変なのに、先生がペダルまで教えようとするんだよ。足に注意が向くと、右手と左手の動きを完全に忘れちゃう」などと話したら、だいたい笑いながら聞いてくれます。
ピアノなら、みんな話を理解できるんです。
ピアノをやったことがなくても、ギターを弾く人がいたら、音楽の話題で盛り上がれるかもしれません。
読書や山歩きも、どんな本がオススメなのか、どこの山が楽しいのかなど、情報交換を通じて仲良くなれます。
これが、けん玉が趣味だとします。
手首のひねりなどを熱く語ったとしても、なかなか話は広がらないし、「ふ〜ん」で終わる可能性が高い。
マイナーな趣味は、仲間も話題も広がりを持たせるのが難しいのです。

以上、メジャーな趣味の利点について書きました。
もちろん、趣味は人それぞれです。
超マイナーでも、情熱を注げる趣味に出会えた人は幸せだと思います。
むしろ、そっちの方が人生としては面白いかもしれません。
どっちにしても、たくさん遊んでハッピーに過ごしたいものです。