49歳からのセミリタイア生活

49歳で早期退職しました。東京・高円寺の街あるき、時事ニュース、趣味のことなどをつづります。1日おきに更新。

「定年後の人生設計を考えろ」って言われても難しいよね

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「50代を後悔している理由」を1万人のビジネスマンに聞いたという記事がありました。

気になりますね。

成功した人の話よりも、後悔している人の話の方が役に立つ気がしますからね。

 アラフィフのぼくにとっては他人事ではありません。

後悔したくないもんね。
どれどれ。
ビジネスマンに聞いているだけあって、年収や再雇用、出世、仕事のスキルなどについての後悔が多いようです。
セミリタイアしているぼくには関係ねえな。

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目に留まったのは、「地域デビューや妻と旅行、学び直しや趣味は暇つぶしにしかならなかった」という意見です。
みなさん、仕事が大好きなんでしょうね。
たしかに、仕事でしか得られない充実感や達成感もあるとは思います。
でもね。
これ、根本的な考え方を変えないといけないと思うんです。
漫画家のみうらじゅんさんの名言を思い出しましょう。
「人生は死ぬまでの暇つぶし」
人生そのものが暇つぶしなんです。

だから、ひたすら暇を埋めていく作業をする。

それを楽しむ。
それが人生。
仕事もしょせん暇つぶしの一つなんです。
何か特別なわけじゃない。

3位には「組織の名前ではないアイデンティティを確立できていなかった」、1位に「定年後の人生設計をしておくべきだった」が入っています。
将来に向けて準備しておくべきだったという後悔なんでしょう。
巷に出回っている「定年本」によく書いてあるやつですよね。
自分独自のスキルを磨き、仕事から離れた人間関係を築いておくべきだという指摘です。
みんな頭では分かってると思うんですよ。
会社を離れたらそこでの人間関係は断たれてしまうことも。
ずっと妻にくっついて旅行するわけにはいかないってことも。
だけど、実際問題としてはなかなか難しい。

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毎日毎日、満員電車に揺られて通勤する。
50代にもなれば管理職として重い責任とプレッシャーを抱えている人も多いでしょう。
夜遅くまで残業して、クタクタになって帰宅する。
営業先との会食があるかもしれないし、出張も多いかもしれない。
日々の仕事をこなしているだけで、あっという間に年月は過ぎていきます。
趣味や友人づくりにどれだけの時間が割けるのでしょうか。

さらに言えば、50代が一番気になるのは「健康」だと思うんですよね。
たいてい体のどこかにガタがきています。

血圧も血糖値も上がってる。

ビールを注文するのをためらって、迷った末にハイボールにしてしまう。

これが中年の哀しさです。
だから時間があると、50代の多くはまずはジョギングやウォーキングなどの健康づくりを心がけるのです。
ただ、オジサンたちは体力がない。
ジョギングしたらヘトヘトになって他のことをやる余裕はなくなります。
これ、ぼくだけじゃないはず。
ともかく、毎日の通勤と仕事、健康づくりをするだけで50代が過ぎていく人は多いでしょう。
新たなスキルアップや友人づくりをする余裕がないのです。

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どうしたらいいのでしょう。
ぼくは、仕方ないとあきらめるしかないと思います。
一生懸命生きている結果だから、しょうがない。
先のことを考えたって、どうにもならないものはどうにもなりません。
仕事を辞めて時間ができたら、そこから始めましょう。
それからでも遅くはありません。
大丈夫。
思い立ったが吉日。
生きているうちで、いまが一番若いのだから。
どうせ、人生暇つぶしなんだから。